「自由からの逃走」を読んで。自由について非常に悩まされた一冊。

どうも、最近目的のない読書にハマっている管理人@faranchuです。

本記事でみなさまに紹介したいのは、エーリッヒ・フロム著の「自由からの逃走」という本。

読み終えるのに相当エネルギーを費やしましたが、その分得られることが極めてたくさんあった一冊でもあります!

「自由からの逃走」にどのような魅力を感じ、読み終えた後どのように考え方が変わったか、書いていきます!

なぜ「自由からの逃走」を手に取ったのか

なぜ私が「自由からの逃走」を手に取ったのかというと、タイトルに惹かれたからです。これが一番の理由。

今までの私は

ふぁらと
「自由」って良いなぁ。

と考え、現在の自分が自由であることに疑問を抱いていませんでした。いや、疑いさえもしなかったと言うべきでしょう。

そんなときに「自由からの逃走」を紹介してくれる方がおり、この本と出会うことができました。

ふぁらと
自由から、、、逃走だとお??

気にならないわけがありません!「自由」と「逃走」とに矛盾を感じたのです。

 

ただ、それと同時に

ふぁらと
そもそも「自由」ってどのような状態だろう?

との根本的な疑問も浮かんできました。僕が想像していた自由とは

このようなイメージでした。つまり自由に対して、解放的でプラスのイメージを抱いていたということです。

しかし、「本当に自由とは無条件にプラスの状態なのか?」と聞かれると、答えられない私もいました。どこかモヤモヤしていたのですね。

現在、就活をしている時期ということもあり、自由を洞察するためにも良い機会だと感じて「自由からの逃走」を手に取り読んでみました。

さて、本書を通して何を知ることができたのでしょうか?

次に、本書で得ることができて特によかったことを三つ書いていきます。

「自由」はツライことでもある

一つ目は自由の意味を深く考えられたこと。

「自由からの逃走」での主題は、自由の二面性についてでした。

近代人は伝統的権威から解放されて「個人」となったが、しかし同時に、かれは孤独な無力なものになり、自分自身や他人から引きはなされた、外在的な目的の道具となったということ、さらにこの状態は、かれの自我を根底から危くし、かれを弱め、おびやかし、かれに新しい束縛へすすんで服従するようにするということである。

引用 : 「自由からの逃走」p.296 , エーリッヒ・フロム著,  日高六郎訳 , 東京創元社

個人として自由とはなったものの、今までの安定性が全てなくなったことにより、孤独感を感じる要因にもなっているということですね。

確かに、私が載せたイメージ写真も解放的ではありますが、逆に孤独になったという捉え方もできます

レイ
私って何なんだろうか??

という問いの重さを感じます。

 

個人の自由はとても重いものであり、これに耐えられず自分の中ではない外の力に頼ってしまう行動が「自由からの逃走」に記載されています。

責任がすべて個人にあることは、とても大変なことであると感じることができます。

 

自分のやることがあらかじめ与えられているという状態も、ある意味ではやることを自分で決めなければいけない自由な状態に勝っているかもしれません。

むぅ。。悩ましい。。。

知らず知らずのうちに自分の考えを捨てていた事実

二つ目は「自分の思考」について考えることができたことです。

自分の考え方について見つめ直すきっかけとなったのが「自分が考えていることは自分が考え出したことだと信じているが、本当にそうなのか?」という問いです。

Aくん
知らず知らずのうちに、自分の意見が誰かから与えられた意見と置き換わっていないか?

この質問にたいして自信を持ってNOといえる方は少ないかもしれません。私自身、Yesと心の中で答えていました。笑

われわれの決断の大部分は、じっさいにはわれわれ自身のものではなく、外部からわれわれに示唆されるものである。決断を下したのは自分であると信ずることはできても、じっさいには孤独の恐ろしさや、われわれの生命、自由、安楽にたいする、より直接的な脅威にかりたてられて、他人の期待に歩調を合わせているのにすぎない。

引用 : 「自由からの逃走」p.218 , エーリッヒ・フロム著,  日高六郎訳 , 東京創元社

確かに、常識というか一般的に正しいと思われていることに対して、無意識ながら従っていることは多々あります。

これが良いか悪いかはわかりませんが、もし自分が感情を押し殺しているのであれば見つめ直すきっかけにはなるとは考えています!

正直、就活をする中でも同じ悩みを私自身が抱えています。自分らしい決断って何なんですかね〜

本当に迷います。笑

現代において大切なのは「自発性」

三つ目は「自発性」がとても重要だということ。

自由に対してどのように向かい合うべきか、エーリッヒ・フロム自身の言葉を借りれば「自発的な活動」が大事だということになるかと思います。

有り体に言えば、「自分が満足できること・人生の意味として感じられること」をやろうということでしょうか。

自発的に行動できなかったり、本当に感じたり考えたりすることを表現できなかったり、またその結果、他人や自分自身にたいしてにせの自我をあらわさなければならなかったりすることが、劣等感や弱小感の根源である。気がついていようといまいと、自分自身でないことほど恥ずべきことはなく、自分自身でものを考え、感じ、話すことほど、誇りと幸福をあたえるものはない。

引用 : 「自由からの逃走」p.288 , エーリッヒ・フロム著,  日高六郎訳 , 東京創元社

この部分を読んだとき、

ふぁらと
全員がこのように活動ができたらサイコーだろうな

と思いましたが、同時に難しいことだとも感じました。

なぜなら、満足できることと安定に収入を得ること、二つを両立しなきゃいけないと感じたからです。

 

社会人でもない私ですが、将来生活するために必死になってます。笑

この二つが両立できるよう頑張っていますが、実際やってみないと分からないことが多すぎてこれも迷う原因。。。

ただ、「自発的な活動」がプラスになることは信じているので、理想として求めていこうかなと!

本書を読み終えて大切にすると決めた二つのこと

以上、「自由からの逃走」を読み終えて、特に得られてよかった考えを三つ紹介しました。

本書が出たのは1941年ですが、70年以上経った現在でも自由に関する洞察からは学べることしかなかったです!

得た知識を現在の生活に活かすために、私が二つ大切にしよう決めたことがあります。

自分の価値観を大切にすること

一つ目は「自分の価値観を大切にする」ということ。

自由はツライことでもありますが、積極的に使わない手はないと思っています。

これからの自分の行動は自分で決める必要が出てきますが、決める軸として「自分の価値観」がポイントとなると思いました。

私も、今までしてきた選択が全部正しかったとは思えませんが、その時々の価値観で決めてきたので後悔はあんまりしていません。自分で決めたからこそ納得がいくこともあります!

単純に「その時の自分がドキドキとトキメクもの」を手に入れるのが良いのかもしれません!

私自身、人と比べがちですが、それを最終決定要因とはしないようにしています。

自分の立ち位置を把握すること

二つ目は「自分の立ち位置を把握すること」です。

現代はこれ以上になく個人として社会に関わっていける時代であることは確かだと思いますが、必要になることは選択することだなと。

自由になったことで、自分で選択できるようになりました。この選択もツライものですがとてもワクワクするものでもあります。

この人生の選択をする上で、大切なのが「自分の価値観」に加えて「自分をよく知っていること」と感じています。

自分がどこにいて、どのような選択が可能なのかを知っていれば、より満足できることに繋がりそうだと直感で感じている次第です。笑

まとめ

  1. 「自由からの逃走」を読んだきっかけ
  2. 「自由からの逃走」から得た三つのこと
  3. これから自分が大切にしたいこと

の流れで書いてきました。

私がこの本を読んで感じたことを書いてきましたが、みなさんが読んで抱く感想は全く違うものにもなるでしょう。

同じ本なのに感銘を受ける箇所が違うのはとても面白いことだとも思います!

暇な時間を見つけ、自由について考えた大学生の感想でした。かなり衝撃的な一冊だったので、気になった方はぜひ読んで頂きたいと思っています。

それでは!