正しい本の読み方とは?「本を読む本」を読み終えて。

みなさんは読書がお好きでしょうか?

私も大学に入ってから読書が好きになり、毎日何かしらの本は読むようにしています。

最初は「読書も中々面白いもんだな」くらいの気持ちで色々な本を好きに読んでいましたが、読書にハマっていくうちにある悩みを抱えることになりました。

それは『正しい読書の仕方が分からない』という悩み。

ふぁらと
気になった本を買って読み終えるようにしているけど、これって効果的な読書法なのか?

と自信を持てなくなったのです。

というのも「速読法」や「斜め読み」などの言葉は知っているものの、これらの読書法のやり方は知らないし実践もしていなかったから。本を買ったらその本をひたすらじっくり読むタイプで

ふぁらと
この「全て読み切る」読み方でいいのだろうか?

と漠然ながら悩んでいました。

そんな時に、見つけたのが「本を読む本」という書籍。

原書名は「How to Read a Book」で邦訳された古い本でしたが、タイトルを見て今の自分が知りたいことが書いてあると思い、読むことを決意。

今まで無意識にしていたことを言語化して理解できたり新しい発見もあったりと、とても役に立つ実践的な本でした。おすすめしたい本です!

この記事では本書で知れたことの中で、特に伝えたいことを書いていきます!

読書の四つのレベル

「本を読む本」では

  1. 初級読書 (単語・文法についての理解)
  2. 点検読書  (系統立てた拾い読み)
  3. 分析読書 (徹底的に読むこと)
  4. シントピカル読書 (ある主題に対して複数冊を関連づけて読むこと)

と四つのレベルで読書法を分類して説明しています。

それぞれの詳しい分類については本書を読んで知ってほしいのですが、私が特に読んで良かったと思うのは分析読書に関する箇所でした。

みなさんに伝えたいと思ったことも満載だったので、分析読書について今から書いていきます!

分析読書: 本を自分のものにするための読書法!

今まで気にせず書いてきましたが、そもそも分析読書とは何なのか?引用します。

分析読書は時間に制約のない場合のもっともすぐれた完璧な読み方と言えよう。

<中略>

分析読書とは取り組んだ本を完全に自分の血肉と化すまで徹底的に読み抜くことである。

<中略>

情報や娯楽のための読書には分析読書の必要はない。「分析読書は、何よりもまず理解を深めるためのものである」。

引用: 「本を読む本」 M.J.アドラー C.V.ドーレン 外山滋比古/ 槇 美智子 訳 講談社学術文庫

分析読書はこのように定義されており、自分を成長させるための読書法であることがわかるでしょう。

 

では、どのように分析していけばいいのでしょうか?

本書では三段階に分けて説明していましたが、私の言葉で表すのであれば

「何についての本か」を理解し「どんな内容か」を自分でしっかり理解した上で、「正しく批判すること」がその方法です。

こう書くと

ユウ
当たり前のことじゃない??

と感じる方がほとんどだと思います。

ただ、それぞれの段階について丁寧に説明してくれているのがこの本の特徴であり、だからこそ学ぶことが多かったのです。

第一段階である「何についての本か」という問いから学ぶことが多かったので、本記事ではここを重点的に紹介していきます!

「何についての本か」: アウトラインを掴もう!

ここで一つ、みなさんにある質問したいと思います。

ふぁらと
最近読んだ本のことを20秒くらいで説明して!!

こう聞かれた時に、さっと答えられるでしょうか?

私も以前は、この質問にしどろもどろにしか答えられなかったと思います。

なぜなら、その本が何について書かれているものか、自分なりにまとめることをほとんどしていなかったから。

 

この質問に答えるためにも大切になるのが、本の構造を理解することです!!

 

「どんな種類の本?」

「その本の1番の主旨は何?」

「主旨を説明するためにどのような流れで著者は書いている?」

 

本の構造を捉えていれば、これらの質問に答えることができ、先の質問にもパッと答えられることでしょう!!

なので、本のアウトラインを掴むことはとても重要なことです。

 

私も初めてこの「読書法」について読んだときに

ふぁらと
当たり前のことだけど、意識してなかったなあ、、、

と反省したものです。。。笑

 

具体的な方法の一例として、アウトラインを掴むときに利用したいのが「目次」です。

今までは目次を軽視していましたが、この本を読んでから目次も全力で読むようになりました。

目次は著者本人が手間暇かけて書いてくれたものであり、筆者がどのような構造で本を書いているのかを表明している箇所です!これを利用しない手はありません!!

以前の私のように目次を軽視している人がいたならば、是非これからは飛ばさず読んでほしいと思います!

 

ここで紹介したのは「本を読む本」に書いてあったことのほんの一部です。構造を掴むための方法もさらに詳しく書いてありますし、内容を解釈して正しく批判するためのポイント・気をつけるべきこともびっしり書いてあります。

さらに詳しく知りたいと思った方は是非、ご一読ください!!!

外国の本なので、具体例として挙げられた本がシェイクスピアであったりアダム・スミスであったりして分かりにくいところもありましたが、全体的には今の読書にも使える考え方が詰まっている本だと思います!

「速読法」も目的に応じて使いたいと思えた

分析読書について知れたことで読書の仕方が変わりましたが、一方で「速読」についての考え方も変わりました。

以前は速読法について「とにかく速く読むこと」と勝手に思っていたことがありましたが、全然理解していなかったことがわかりました。

「知識を手に入れる」等、自分の目的に合わせて本を読む速度を速くしたり遅くしたりするのが良いのであって、ただ速ければ良いというわけではなかったのです。手段として速読を使うことが大切だなと。

 

分析読書は時間があるときに最も優れた読書法であると書きましたが、時間がない時に最も優れた読書法ではないということにも注意が必要。

時間がない時にこそ、「つまみ食いのように読む」「自分が重要だと思った箇所だけをゆっくり読む」「飛ばし読みする」「とにかく通読する」などなど、目的に応じて様々な工夫が必要だと思います。私たちが持っている時間は有限なので。。。

 

私は現在大学生であり時間が比較的あるので、腰を据えてじっくり本を読むことができ、理解力を上げたいと思い読書に取り組んでいます。

一方で、本からすぐに知識を得るのが目的であれば、つまみ食いのような読み方も効果的でしょう!!

とにかく、自分の目的に合わせて読書法を変えるのが大事で、本によっても読み方を柔軟に変えていくことも必要だとは思えるようになれました。

読書って奥が深い、、、まだまだ勉強が足りないことを痛感させられました。

まとめ: 本は人生の教師

筆者が「本を読む本」を書いた目的を書いてくれた箇所がとても素敵だったので、最後に引用したいと思います。

学生時代には誰でも、教師の手ほどきで難解な本に取り組むものである。だが、自分の読みたいものを読むときや、学校を出てから教養を身につけようとすれば、たよるものは教師のいない読書だけである。だからこそ、一生のあいだずっと学びつづけ、「発見」しつづけるには、いかにして書物を最良の師とするか、それを心得ることが大切なのである。この本は、何よりもまず、そのために書かれたものである。

引用: 「本を読む本」 M.J.アドラー C.V.ドーレン 外山滋比古/ 槇 美智子 訳 講談社学術文庫

当時書かれた時代と異なり、ネットを使って知識を得ることもできるように学び方にも多様性が生まれたと思います。

ただ、それでも「本」が学習ツールとして今もこれからも利用されていくのは確実でしょう。

私もこれから先ずっと「本」を最大限有効活用していきたいので、読み方について学べたことは大きな財産になりました。

本記事を通して「本」について興味を持ったり読書法について興味を持っていただけけたのなら幸いです。

それでは!