アンネの日記から学んだ6つのこと。大人にも読書感想文用にもおすすめ!




先日、「アンネの日記」を大学生にもなって初めて読み終えました。

なぜ、この歳になって「アンネの日記」を読む気になったかというと、池上彰さん著の『世界を変えた10冊の本』にて紹介されていたからです。

池上さんチョイスの世界を変えた本が10冊紹介されていて、アンネの日記はそのトップバッターでした。

 

「アンネの日記」が現在のパレスチナ・イスラエル問題に影響を与えたというのです。

中東問題は世界的脅威ですよね。その原点とも言えるパレスチナ問題に対し、少女が書いた日記が本当に影響を与えたのでしょうか?

ふぁらと
世界を変えたと言わしめる日記の内容とは何なのだろう?

もう気になりまくりです。次の日に早速購入!

 

読み終わった時の感想。

ふぁらと
ここまでアンネに思い入れしてたのか。。。

読み終えた途端に、強い喪失感が襲ってきました。

1人の少女アンネの日記を読んでいるうちに、知らず知らずのうちにアンネの文章に引き込まれていました。

幼いながらも悩む1人の少女の言葉に心を動かされていたのです!

 

また一冊、自分の財産となる書物に出会えたと思っています。

まだ読んでいない大人の方にも、読書感想文での課題図書にもおすすめの一冊です。

では、僕が「アンネの日記」から学んだ6つのことを書いていきます。

人はどんな環境・状況でも成長できる

「アンネの日記」はアンネが13〜15歳の時に書かれた日記。

ということは、思春期真っ盛りの少女です。

現在で言うところの、中学2年生前後ですね。みなさんも自分が中2の時の繊細さを思いだすのではないでしょうか?

 

この特別な思春期を、アンネは極めて異質な空間で過ごすことになります。

この年頃に同年代の仲間たちとも会話を交わす機会もありません。なにせ、学校に行けないのですから。

また、毎日連行される恐怖(死の恐怖)に怯えながらの生活です。

心休まる時もなく、息抜きも何1つできない状況。

今の僕からは想像を絶する環境での生活です。

 

しかし、アンネはこの環境でさえも確実に『成長』しました。

日記の中でも、かなりの広い分野に渡り『知りたいとの欲求』に満ち溢れた、少女の姿が描かれていました。代数学は苦手だったようですが。笑

 

常に死と隣り合わせの生活でさえも、学習していたアンネ。

自分が成長するのに必要なことは、自分の意思だけなのかもしれません。

こんなにも厳しい環境・状況でさえもアンネは成長したのですから。

 

「どうして成長したのが分かるのか?」といえば、明らかに最初の日記の内容と最後の日記の内容が違うからです。

最初は感情優先の文章が目立ちましたが、年を重ねるにつれ、葛藤・悩みを率直に語るアンネの姿がそこにはありました。

 

『年をとったから成長したのだろう』とするのは、あまりにも短絡的。

成長するのには必ず、自分の意思が必要ですから。

なんとなく過ごしたら成長できるなんてことはあり得ません。

 

15歳のアンネは完全に自立した人間だったでしょう。

この年で普通ここまで自立できるものなのでしょうか?

僕はといえば、中学校時代なんて、仲間と何となく均質的に過ごしていただけでした。

何も考えず、非常に狭い視点でしか物事を見れなかった自分がいます。

 

しかし、アンネは自己中心的な物事の見方をせず、常に広い視野で状況を俯瞰していました。

ふぁらと
そこらの人よりも、断然自立しているのではないか?

こう思ってしまうほど。

異常な環境でも成長できる。意思のパワーを感じました。

 

スポンサーリンク

終わりは突然訪れる

 

先ほど、『強い喪失感を感じた』と書きましたが、これは日記が突然終わりを迎えたことによります。

不幸にも、ユダヤ人のアンネはナチス・ドイツに発見され、隠れ家から連行されてしましました。

その後、収容所に送られ、15年というあまりにも短い人生を終えました。

 

常に連行させられる恐怖と闘っていたアンネ。日記の中でもその気持ちが描かれています。

しかし、日記は生きているからこそ書ける。この、当たり前の事実を突きつけられた瞬間が読み終えた時でした。

 

アンネの日記は、等身大の少女の気持ちが洗いざらい書かれているので、非常に強い生を感じました。

アンネの沈んだ気持ちによって、自分まで気分が沈んでしまうほど。

明日死ぬかも今日死ぬかもしれない状況で、終戦を望んでいた隠れ家の住人。

潜行生活を始めたりしないほうがよかったんじゃないでしょうか。かりにそうしなかったため、今ごろは死んでいたとしても、そのときはこういうみじめさも味わわずにすんでいたはずですし、とりわけ、ほかの人たちまでも危険に巻きこむことはなかったでしょう。

アンネはこのように、書いた一方で「生きる希望」を持っていたことを書いています。

とはいえ、その先を考えると、やっぱり身がすくみます。というのも、まだ人生を愛していますし、自然の声を忘れてもいませんから。わたしたちはいまなお希望をー何事につけても希望を忘れていないのです。

しかし残念ながら、願いはかないませんでした。

 

日記の終わりは突然訪れました。これから先のアンネには二度と会えません。。。

僕はアンネの気持ちなんて、想像はしますが完璧には分かりません。この極めて異常な生活の厳しさは想像を絶するものでしょう。

 

しかし、状況は違うながらも、人生の終わりは同様に私たちにも訪れます。

死の恐怖は抱えていませんが、今日にも突然死が訪れるかもしれないことには変わりません。

この状況でも、私たちは強く生きていかなければいけません。終わりがあるからこそ、頑張れる気もします。

「死にたくない」という思いが僕の原動力。

2017.10.14

死を意識しながらも、希望を持ち続け物事を成し遂げる

そのチャンスを私たち全員は幸運にも持っています。

こんなに恵まれていることはないのではないでしょうか?

 

終わりを意識して命を燃やしていく。目の前のことに一喜一憂するのではなく、大きな視点で自分を見つめ直す機会を「アンネの日記」はくれました。

 学ぶことの大切さ

また、「アンネの日記」から学ぶことの大切さを再認識できました。

 

アンネが成長したのは、強い意思をもって学んだからでしょう。

将来、「書く仕事」に就こうとしていたアンネ。この日記も気ままに書いているのではなく、本を書く時に使うだろうと本人が言っています。

「書くこと」が好きなアンネの文章には驚かされます。これが14.15歳の文章だとは信じられないほどの表現力です。

年は関係ないのかもしれません。アンネが学んだ得た力の結果でしょう。

 

読書を通じて得た知識を自分に当てはめていたアンネ。

知識のインプットに終わらず、自分のものにしようとしていたアンネ。

 

中2のあなたはこのレベルの表現力があるでしょうか?ここまで文章を書けるでしょうか?

中2の僕は無理だったと思います。学ぶことの大切さ学べました。自分の歳は関係ありませんよ!

スポンサーリンク

自分と違う人というのは当たり前

極めて異常な環境にて、8人での生活。

アンネはすべての人物について日記に書いていますが、本当にワガママな人もいたようです。

このような、状況で我を通そうとすると、全体の不利益につながることになるでしょう。

しかし、自分さえ良ければいいと考える人がいたのも事実です。

言い争いも絶えない生活。ここでも自分と他人とは違って当たり前だということが分かります。

 

戦争は国と国との争いがほとんどですが、もっと小さな集団、この8人の集団でさえ争いは起きたということです。

日本人なら同調はお手の物かもしれませんけどね。ここでも日本人との感性の違いも分かります。

 

なので、日記からも自分と違う人がいて当たり前ということがよく分かります。上記のように、自分さえ良ければいいと言う人が大半でしょう。

自分のことしか考えない人について考えてみた

2017.10.24

それを踏まえた上で、あなたはこれからの人生、どのように過ごしていくでしょうか?

どのような人物として生きていきたいですか?

 

自分を見つめ直す、いいキッカケにもなります

「個」の重要性

アンネの日記から、「個」の重要性も学べたことの1つです。

自分が正しいと思わないことに対して、個人としてどう振る舞えばいいのかを考えさせられます。

「自立とは何か」を考えるにあたり、このアンネの日記は大きなキッカケになるでしょう。

 

アンネは女性ですが、従来の女性像について批判しています。実の母に対しても、正しくないことを正しくないと日記の中で批判するほどです

 

身近な人だけを参考にしている場合、アンネのような考えかたはできないでしょう。

アンネは母のようにはなりたくないとの思いをこれほどまで、強調して書いています。

うちのおかあさんや、ファン・ダーンのおばさんや、その他大勢の女性達のように、毎日ただ家事をこなすだけで、やがて忘れられてゆくような生涯を送るなんて、わたしには考えられないことですから。

この部分を読んだときに、僕の頭に思い浮かんだのが『学問のすすめ』での一部分です。

一身の衣食住を得てこれに満足するべきだ、とするならば、人間の生涯はただ生まれて死ぬだけだ。死ぬときには、生まれてくるときと何も変わらない。

       現代語訳 『学問のすすめ』 福澤諭吉  齋藤孝訳 ちくま新書

完全に一致ですよ、うん。最後に福澤諭吉はこのように締めくくっています。

自分の心身の働きを使って達すべき目的を達しないのは、虫けら同然のバカである。

現代語訳 『学問のすすめ』 福澤諭吉  齋藤孝訳 ちくま新書

強烈ですよね。ただ生活するだけでは動物と変わらないというのです。

「学問のすすめ」も絶対に読んでもらいたい一冊です。

僕もこの本を読んだことで、コンビニバイトを辞める決意がつきました。

ただ生活をするだけでは足りない。生まれたからには何か意味を残さなくてはいけない

読んだ時は焦りましたよほんと。。。生活するだけで自立した人間だと思っていましたから。

 

アンネの言葉に、福澤諭吉の言葉に、とてもやる気を出させられます。

何かを成し遂げるために全力で生きなくてはいけないと思った瞬間でした。

ふぁらと
あなたはこの人生で何を成し遂げたい?

こればっかりは他の人には分かりません。あなた自身が決めるべきだし、やるべきことだから。

他の人の意見に流されるのではなく、自分は何ができるのかを問い続ける。

「個」として自立することが大切です。

スポンサーリンク

幸せとは何か

アンネの日記から学んだ6つ目のこと、それは『幸せとは何か』。

周囲のユダヤ人は強制収容所に送られるなか、アンネ達は隠れ家に住むことで一時、連行をまぬがれることができました。

これだけで十分幸せだ、と思う人もいるでしょう。事実、アンネ自身も幸せなことだと書いていました。

 

しかし、『十分幸せか?』というと全く違いますよね。生命な危険を感じる状況が幸せですか?

 

やはり人間、足りないところを欲しくなります。

  1. あれがないから満足できない!
  2. 自分の理想の姿と違うから幸せじゃない!

何かを得ると、足りないところに集中しがちです。

では、逆に全てが満ち足りる時はくるのでしょうか?

来ないでしょうね。今の状況を最大値だとは考えられないはずです。

『全て満ち足りる=向上心がなくなる』だと僕は思っていますから。

 

なので、足りないところばかりに目をやると、疲れるだけではないでしょうか?

すでにある幸せを噛みしめる。これも大切なことかなと。

 

僕が思う幸せは、向上心を常に持ちながらも、すでに持ってる環境・資産・状況に気づき感謝する状態です。

自分を不幸とは思わず、今の状況に感謝する。その上で、自分がどのようなことを成し遂げればいいのかを考え、実行していく。

そうすることで「個」を磨くことにもつながると思います。

もしも幸福をかちとろうとするなら、勤勉に働き、正しい行いをし、怠けたり、ギャンブにふけったりすることがあってはなりません。怠惰は一見魅力的に見えますが、ほんとに満足を与えてくれるのは、働くことなのです。

自分の生きた意味を残すと言うことですね。福澤諭吉が言う、虫けらにはならないように。

 

幸せになるには、周りに振り回されない「個」が大切です。

繰り返しになりますが、自分が何を成し遂げるのか決めるのは、あなたの役目です。

一人一人が考えなくてはいけません

まとめ:これから私たちはどうするべきか?

アンネの日記から学んだ6つのことを書いてきました。まとめておきます。

アンネの日記から学んだ6つのこと

  1. 人はどんな環境・状況でも成長できること
  2. 終わりは突然訪れる可能性があること
  3. 学ぶことの大切さ
  4. 自分と違う人がいるのは当たり前だということ
  5. 「個」の重要性
  6. 幸せとは何か

たくさんのことを、1人の少女の日記から学ぶことができました。

また、日記を読み終わっただけで終わってはならないと思います。

このような悲惨な目にあった少女が実際に存在したのです。

これから私たちは世界にどのように貢献していけばいいのでしょうか?

これも一人一人が考えなくてはいけないことです。

自立した1人の人間として、これから何を成し遂げればいいのか?

私たちの世の中は、このような悲惨なことを経験していることを忘れてはいけません。

今日を生きていることに感謝です。一緒に頑張って生きましょう!